宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 282日目

旅の282日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は、降下に向けた最終ブリーフィングが行われた。
すでに何度も確認してきた内容ではあるが、実際に降下時の手順を全員で再度共有することで、
緊張の輪郭がはっきりしたように感じた。

セリナの最新データに変化はなく、安定しすぎている環境がそのまま提示された。
危険の兆候がないという事実は心強い一方で、“揺らぎの欠如”に対する違和感は薄れない。
それでも、調査は前に進むべき段階に来ている。

降下ポッドの準備も問題なく、内部環境の調整値はすべて基準内に収まっていた。
座席に触れたとき、明日以降ここに身を預ける現実が静かに重さを増した。

アビスは今日は医療区画で静養していたらしい。
特に変化はなく、安定した様子との報告を受けた。
今はただ、彼が日常を保てていることを確認するだけで十分だ。

夕食はケイトの用意した温かい穀物スープ。
味は穏やかだったが、緊張のせいか喉を通る量は少なかった。

いよいよ、セリナへ向けた最初の一歩が目前にある。
慎重であることを忘れず、必要以上に構えすぎず、ただ淡々と準備を進めたい。

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