宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 300日目

旅の300日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は船内で今後の進路についての整理が進んだ。
セリナに留まる準備を進める動きと、次の星を探す航路を維持する動きがはっきりと役割として分かれ始めている。
どちらかを否定する空気はなく、それぞれが必要な選択として受け止められているのが印象的だった。

地下水と氷層の存在が確認されたことでセリナは「生きられる星」になった。
ただ同時にこの星を最終地点にしなくてもいいという考えも以前より自然に語られるようになった気がする。
条件が揃ったからこそ選択肢が増えたのだと思う。

個人的には次の探索に向けた準備を意識する時間が増えている。
ここで築かれる生活を否定するつもりはないが、未来に別の可能性を残す役割も必要だ。
その役目を引き受けることに特別な決意表明はいらない。そう感じている。

アビスについてもノア・アルカ号と行動を共にする前提で調整が進んでいる。
彼の過去を解く鍵はこの星にはない。
その点だけは、誰もが同じ理解に立っているようだ。

夕食は簡易拠点で用意された温かいスープだった。
水の確保が現実になったことで味に少しだけ余裕を感じた。

セリナは人類に休息を与える星になるかもしれない。
ただ、歩みを止めない選択もまたここから始まっている。

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