宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 330日目

旅の330日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は植物区画の観察を中心に過ごした。
地下水を使った小規模な灌水試験を継続しているが、土壌の保持率は安定している。
数値としては問題ない。ただ、環境そのものがまだ“仮設”であるという感覚は拭えない。
ここに根付くということは、単に水を与えるだけでは成立しないのだと改めて思う。

外では居住ブロック切り離しの準備が進んでいる。
内部隔壁の固定、独立電源の負荷試験、通信ラインの再配線。どれも地味な作業だが、この一つひとつが生活圏の基盤になる。
分離後に想定外が起きないよう、慎重に進めている。

ゼインは今日も外装設備の調整を行っていた。
防護服なしで作業する姿が当たり前になりつつあるが、その環境適応の差をどう扱うかは、今後の運用に関わる問題だ。
メカ・ヒューマンズが先行し、内部の人員が補助する形は合理的だが、完全に任せきりにはできない。

地球からの通信は届かなかった。
焦りはないが、判断の共有がどこまで届いているのかは気になるところだ。

夕食は簡単な温食。今日は比較的よく食べられた。

セリナでの生活は、まだ始まったばかりだ。
変化の少ない日々が続くこと自体が環境の安定を示している。
その静けさを慎重に受け止めていきたい。

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ガドグのアバター ガドグ サブスク見直しライター

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よくchatGPTで遊んでいます。
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