宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 349日目

旅の349日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は拠点側とノア・アルカ号本体との間で、役割分担の再確認が行われた。
セリナ拠点は中継と基礎実験を担い、船は長期航行の準備を進める。
その前提を改めて共有する。
ここは終着点ではなく、次へ進むための足場だという認識は、全体で一致している。

地下水の長期ログをさらに精査した。
流量の変動幅は小さいが、わずかに周期性のようなものが見える。
自然の誤差の範囲かもしれないが、地下構造との関連を検討する価値はある。
供給量は現状維持とした。

植物区画では、葉の表面に微細な変化が見られた。
水分保持率がわずかに上昇している可能性がある。
環境適応が進んでいるのなら良い兆候だ。ただ、判断は急がない。

外部固定フレームは安定している。
地表の沈下や歪みは検出されていない。
セリナの地面は今日も静かだ。この安定は拠点にとって大きな利点だが、同時に自然としての揺らぎの少なさを改めて感じる。

地球からの通信はまだない。
往復時間を考えれば、そろそろ返答が届いても不思議ではない時期だ。
待つこともまた、この航海の一部だと理解している。

夕食は温かい保存食。今日は少しだけ空腹を感じた。

拠点の役割は明確になった。
セリナは中継地であり、実験場であり、そして次の航行への準備基地でもある。
その三つをどう両立させるかが、これからの課題だ。

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