宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 347日目

旅の347日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

独立拠点としての運用は、今日も安定していた。
各系統のログを確認したが、空調・水循環・電力ともに大きな変動はない。
分離から一週間が経過し、この空間が仮設ではなく、地表側の生活区画として機能し始めていることを実感する。

地下水の採取量は維持設定のまま。
昨日確認された微量成分の偏りについて再測定を行ったが、大きな変化は見られなかった。
誤差の範囲内で収まっている。
長期的な変動を確認するため、記録は継続する。

植物区画では、新芽の状態を観察した。
急激な成長はないが、枯れもない。
この均衡が維持されていること自体が、環境適応の初期段階としては良好だと判断している。
セリナの地下水がどのように影響しているのか、時間をかけて見極める必要がある。

外部固定フレームの状態も安定している。
地表との接触面に異常はなく、微細な沈下も検出されていない。
セリナの地面は今日も静かだ。この安定が、拠点としての信頼性を支えている。

地球からの通信はまだ届かない。こちらの報告はすでに送信済みだ。
時間差を前提に、次の工程の準備を進めるしかない。

夕食は温かい保存食。今日は少し落ち着いて食べられた。

セリナでの生活は、派手な変化よりも、安定の確認を重ねることで形になっていく。
この拠点は通過点でありながら、確かな足場でもある。
その両方を意識しながら、記録を続けていきたい。

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ガドグのアバター ガドグ サブスク見直しライター

キン肉マンと特撮を愛する怪人。
よくchatGPTで遊んでいます。
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