宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 346日目

旅の346日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は地下水サンプルの再解析を行った。
基本的な水質はこれまでと変わらないが、微量成分の比率にわずかな偏りが見られた。
誤差の範囲とも言えるが、継続して確認する価値はある。
供給量は維持設定のままにし、急な変化は加えない方針とした。

植物区画では、小さな新芽が確認された。
成長というよりは環境への適応の一環だろう。
葉の厚みと色の変化も引き続き観察している。
セリナの地下水がどの程度影響しているのか、慎重に記録を重ねていきたい。

居住ブロックの各系統は安定している。
独立運用にも慣れ、作業の手順も日常の一部になりつつある。
船本体との距離は物理的には近いが、心理的には少し離れた感覚がある。
この拠点は、確かに星の側に属している。

外部固定フレームの点検では、地表との接触面に異常は見られなかった。
セリナの地面は今日も静かだ。この揺らぎの少なさが、拠点としての成立を支えている。

地球からの通信はまだ届いていない。
こちらの報告は送信済みだ。
返答が来たときに備え、現状のデータを整理しておく。

夕食は簡素な温食。体調は安定している。

拠点は静かに機能し続けている。
大きな変化はないが、その“変化のなさ”が、いまは最も重要な確認事項だと感じている。

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