宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 356日目

旅の356日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は少し不思議なことがあった。
作業を終えて拠点の通路を歩いていると、どこからか歌が聞こえてきた。
大きな声ではなく、静かに口ずさむような歌だ。
最初は機器のノイズかと思ったが、どうやら人の声だった。

音のする方へ行くと、ミラが植物区画で作業をしながら歌っていた。
地球の古い歌らしい。僕は詳しく知らないが、ゆっくりした旋律で、どこか懐かしい響きがあった。
植物の葉を確認しながら、自然に口から出てきているようだった。

セリナの拠点は基本的に静かだ。
機械の作動音と通信機の微かな振動くらいしか聞こえない。
その中で人の歌声があると、空間の雰囲気が少し変わる。
ここがただの作業基地ではなく、人が生活している場所なのだと改めて感じる。

地下水設備と植物区画の状態は今日も安定していた。新芽も変わらず元気だ。

夕食のときにミラに歌のことを少し聞いてみたら、「昔の地球の歌だよ」とだけ教えてくれた。
タイトルは忘れてしまったらしい。

静かな星で、静かな歌が聞こえる。今日はそのことが少し心に残った。

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