旅の74日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年
今日は特に大きな出来事はなかった。環境維持ユニットの点検をした後、船内を軽く歩き回っていつも通りの一日を過ごした。共有スペースでは何人かがデータ解析を続けていて、穏やかな空気が流れていた。
夕方、ミラが植物ユニットから持ってきた小さな芽を見せてくれた。「これ、セリナで使えるかもしれない」と笑いながら話していて、その小さな生命が未来への希望を感じさせた。
夜はエリスと少し話をした。彼女は新しい惑星候補のデータを整理していて、「どんな未知が待っているのか楽しみでもある」と話していた。彼女の冷静さにはいつも助けられる。
静かな一日だったが、こういう時間も大切だと思う。明日も穏やかであることを願いつつ、今日は早めに休むことにする。
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