宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 79日目

旅の79日目 – 日記

地球歴2482年、星間暦元年

今日は船内でのルーティン作業が中心だった。特に目立った出来事はなく、乗員たちもそれぞれの役割を淡々とこなしていた。こういう日があるのも、この長い旅の一部だ。

午前中、ゼインと短い会話をした。彼は新型探査ポッドの設計に没頭していて、「進捗は遅いけど、いい方向に進んでる」と話していた。その目は疲れているようだったが、明らかに情熱を感じさせるものだった。彼のような人がいるおかげで、僕たちは安心して次の星を目指せる。

昼過ぎ、ミラの植物ユニットを覗くと、小さな花が咲き始めているのを見つけた。彼女がいなかったので直接話すことはなかったが、植物たちが静かに成長している姿を見て、なんとなく希望を感じた。

エリスは、セリナの霧についてのデータをさらに分析していて、「霧が持つ化学的な性質をもっと理解できれば、探査計画が具体的になる」と語っていた。彼女の冷静な働きぶりは、船内の安定感に欠かせない。

夜、窓越しに星を眺めていると、自分たちがこの広い宇宙のどこに向かっているのかを改めて考えさせられた。進むべき道がまだはっきり見えないとしても、こうして日々を積み重ねることが未来への足がかりになるのだろう。

今日は特に話題もない一日だったが、それもまた旅の一部だと思う。明日は少しでも新しい進展があるといいな。

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