宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 319日目

旅の319日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日はごく限定的な範囲で、セリナの地表に植物を植える試みを始めた。
直接土に根付かせるのではなく、管理下に置いた区画での実験だ。
地下水を少量くみ上げ、成分を調整したうえで使用している。星そのものに触れるというより、まずは反応を確かめる段階に近い。

地下水の利用は慎重に進めている。
水位への影響は最小限に抑え、採取量も明確に制限した。
数値上は問題ないが地下にあるものへの配慮を忘れないよう、作業手順は何度も確認した。

植えたのは耐性の高い植物で、成長速度も遅いものだ。
芽が出るかどうかよりも、この環境で変化が起きるかどうかを見たい。成功を急ぐ必要はない。

夕食は簡単な保存食だった。今日は、水を口に含んだときの感覚が少し違って感じられた。

セリナに初めて人の手で育つものが置かれた。
それが根付くかどうかは分からない。ただ、この星と対話を始めたという事実だけは、記録しておきたい。

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