宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 321日目

旅の321日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は地球からの通信が届いた。
こちらから送った報告と計画に対する一次的な返答で、詳細は追って送られるとのことだった。
タイムラグを考えれば想定どおりの内容だが、それでも応答が返ってきたという事実は大きい。セリナでの判断が、遠くの地球と確かにつながっている。

返答では、居住ブロック切り離しと補充計画について概ね理解が示されていた。
人員と設備の段階的な派遣は可能だが、準備と航行に時間を要する。
こちらが前提としてきた二百日という距離感も、改めて共有された。今決めていることは、数百日後の現実になる。

地表の作業は通常どおり続いた。通信が来たからといって、急に何かが変わるわけではない。ただ、判断の裏付けが一つ増えた感覚がある。

夕食は温かい簡易食だった。今日は少し落ち着いて味を感じられた。

地球からの返事は、即答ではなく、継続の合図だった。それで十分だと思う。セリナで積み重ねている時間は、孤立したものではない。その事実を、今日の通信が静かに示していた。

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