宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 331日目

旅の331日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は地球への定期報告をまとめた。
居住ブロック切り離し準備の進捗、地下水の利用状況、植物区画の初期データ。
どれも劇的な変化はないが、安定していること自体が重要な情報になる。
通信の往復に時間がかかる以上、細かな経過を欠かさず送るしかない。

地表では外部センサーの配置を少し変更した。
気象の変動幅が小さいとはいえ、長期観測を前提にすれば、わずかな差分も見逃さないほうがいい。
防護服越しの作業は慣れてきたが、外気に直接触れられない状態が続くと、環境の実感が数値だけに偏る気がする。

居住ブロック内部の調整も進んでいる。
独立後の生活を想定した動線確認を行い、不要な区画の封鎖手順も共有された。
船としての機能と、定住拠点としての機能をどう切り分けるか。その境界を慎重に探っている段階だ。

地球からの追加通信はまだない。
タイムラグを考えれば不自然ではないが、こちらが送った報告がどの時点で読まれているのかを想像すると、時間の重なり方が少し不思議に感じられる。

夕食は簡素な温食。体調は安定している。

大きな出来事はないが、日々の記録は確実に積み上がっている。
この星での生活は、派手な決断ではなく、こうした確認の繰り返しで形になっていく。

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ガドグのアバター ガドグ サブスク見直しライター

キン肉マンと特撮を愛する怪人。
よくchatGPTで遊んでいます。
1児の父という顔も持つ。

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