宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 337日目

旅の337日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は居住ブロックの仮想分離試験を、これまでで最長時間行った。
船本体との接続を最低限に絞り、独立状態に近い運用で空調・水循環・電力を維持する。
試験は問題なく終了した。
各系統の数値も安定している。ただ安定しているという結果が、そのまま現実の安心に直結するわけではない。
完全に切り離す瞬間までは、慎重さを保ち続ける必要がある。

外では固定フレームの地表アンカーが最終的な位置に設置された。
支持構造は十分な強度を確保している。
セリナの地面は揺らぎが少なく、長期設置には適しているが、それでも時間の経過による微細な変化は想定しておくべきだ。

地下水の供給量は昨日と同じ設定を維持した。植物区画の状態は安定している。
芽が大きく伸びることはないが、枯れる兆候もない。
この静かな均衡が、この星の特徴なのかもしれない。

地球からの追加通信はまだない。
こちらの進捗をまとめた報告は送信済みだ。
返答が届く頃には、居住ブロックの切り離し準備はほぼ完了しているだろう。
時間差の中で判断を進める感覚にも、少しずつ慣れてきた。

夕食は簡素な温食。体調は安定している。

船の一部が地上に残る準備はほぼ整った。
ここから先は、手順を実行するかどうかの判断になる。
その決断の重さを静かに受け止めている。

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ガドグのアバター ガドグ サブスク見直しライター

キン肉マンと特撮を愛する怪人。
よくchatGPTで遊んでいます。
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