宇宙船ノア・アルカ号 乗船日記 345日目

旅の345日目 – 日記
地球歴2482年、星間暦元年

今日は居住ブロックと船本体との間の物資移送を行った。
分離後も接続通路は維持されているが、運用上はすでに独立拠点として扱っている。
必要最低限の補充に留め、余剰は移さない方針だ。
ここは本拠地ではなく中継拠点だという前提を、作業の中でも明確にしておきたい。

地下水の採取ログを確認した。
流量は安定、水質も変化なし。
今日は試験的に採取量をわずかに増やし、供給系の応答を確認したが負荷は想定範囲内に収まった。
拡張は可能だが、急ぐ理由はない。持続性を優先する。

植物区画では小さな変化があった。
葉の縁に微細な厚みが出ている。
数値としてはまだ明確ではないが、環境に適応しようとする兆候かもしれない。
地下水の成分が影響している可能性もある。引き続き観察を続ける。

外部固定フレームの再確認も行われた。
地表との接触状態は良好で、沈下や歪みは見られない。
セリナの地面は依然として静かだ。この安定があるからこそ、拠点は成立している。

地球からの通信はまだ届かない。
時間差を考えれば不自然ではないが、返答が来たときに備えて、現状の記録を整理しておく必要がある。

夕食は温かい保存食。今日は落ち着いて食べられた。

セリナでの生活は、日々の確認と微細な変化の積み重ねで進んでいる。
ここは仮の滞在地でありながら、確かな足場にもなった。その二重の性質を忘れずにいたい。

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